2009年9月11日 (金)

還るところ

作者:力五山(加藤・ 渡辺五大・山崎真一)

(日本)

作品名:還るところ

場所:高倉(川西エリア)

Photo_2

人口が20人にも満たない川西でももっとも山間にある集落。住民のほとんどは65歳以上の高齢者です。3人のアーティストが集落全体をつかったインスタレーションをおこないました。

ひとつめは集落の家に設置された赤・紫・黄色・金色のバルーンです。バルーンの色はその家に住む人の年齢をあらわしています。ひとつしかない金色のバルーンは一番高齢の人が住む家です。

ふたつめは家や廃校の壁にペインティングをします。

住民の若い頃の写真をもとに、厳しい自然環境のもとで生きてきた人々の暮らしを描きました。

廃校の中では巨大なバルーンとペインティングのもとになった写真を展示。

みっつめの「銀河壮」はアルミはくで覆った銀色の山荘です。

アート体験施設として夜の闇の静けさの中、満天の夜空をながめるイベントをおこないました。

現在、集落が積み重ねてきた時間の流れを感じながら、来訪者の「来し方、行く末」を思い、里山に心のどこかに眠っていた原風景を思い出す作品です。

私たちの「還るところ」とはどこだろう?

集落の歴史とアーティストのメッセージが強いイメージとなって印象に残る作品です。

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2009年9月 4日 (金)

越後妻有レインボーハット2009

Photo_2 作者:関口恒男

作品名:越後妻有レインボーハット2009

場所:節黒山・仁田(川西エリア)

今年もレインボーハットが登場です。竹や木でつくられたドーム型のシェルターに、水と鏡をつかってプリズムをつくりシェルター内に虹を映し出します。

今年はシェルターがふたつあり、今回は虹の映る内部にも模様をつけたデザインです。ひとつはハンモックが設置され、横になり揺れながら虹を楽しむようになっています。

もうひとつはブースとなっていて音楽が流れています。もちろん太鼓もあり虹を見ながらリズムにのって原始の音楽を体感できます。

今年も「原始未来レイヴ」が開催されました。

また仁田集落にも小さなレインボーハットが作られています。

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2009年8月 1日 (土)

囲 kakoi

Kakoi 作者:笹川かおり(日本)

作品名:囲 kakoi

場所:上野(川西エリア)

上野は津南エリアにもありますが川西は上野(うえの)津南は上野(うわの)なので間違わないように。

西永寺へいく道のわきにある空き家にあります。

スタッフがいる場合もあるようですが、ぐりむさんが行ったときは誰もいなくて何もなかったのですが板戸をあけて中に入りました。するとなにもない真っ暗な室内にぼんやりと僅かな灯りが浮かびあがってきます。

地元出身の作家にとって妻有といえば冬の「雪囲い」だという。

夏の雪囲いされた部屋に障子の板戸でつくったかまくら「囲い」がある。

室内につくられたかまくらの中へはいってみると僅かな灯りの中に炉がある。座って少し休憩してみるのもいいです。

暗い闇は妻有の冬の囲いの中の冷たさ、長い闇の時間を表現しています。しかし「囲い」のなかはあたたかく何かやさしいものに内包されている不思議な安心感のある空間になっています。

電気も暖房器具もなかった昔の時代の妻有の人々が、冬という冷たい闇の時期をどうやって耐えしのいできたかタイムスリップしたような気分になります。

古い民家に造られた真っ暗な闇と「囲い」の中のわずかな光。それは作家の心の中にある幼い頃の記憶。心の中の風景そのものではないか?

なお囲いの障子は地元住民によってつくられた切り絵でできておりじっくりと鑑賞してみるといい。

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2009年7月30日 (木)

大地の記憶

Photo 作者:渡辺正範&ARTNETかわにし

作品名:大地の記憶

-かざぐるまの道-

場所:節黒山周辺(川西エリア)

いきなり大作の紹介ですがこの作品は前にちょっと書いたと思うので。地元出身の公募作家による作品です。

道路によって山の斜面が削られ地層がむき出しになった川西ナカゴグリーンパークと節黒山をむすぶ地点。そこに地層に沿って推定2千個の風車を設置しました。

風車は予想していたのとは違ってカラフルで地層のラインに沿って色分けされていました。

崖が切り立ち地層がむき出しになった場所はかつて海の底であり土地が隆起して信濃川の川底となり、川が土砂を運びつくりあげられたもの。河岸段丘の西側に見られる特徴がよく見られる場所で芸術祭作品もあることからこの場所が選ばれました。

この地層ができるまでには何万年という時間が流れており、それにくらべたら人間の歴史などなんと浅いものかと、地球の何億年という歴史を感じさせます。地層はその大地が形成されるドラマを記憶したものです。

「大地の力」と「水の力」によって生み出された地形に風車の「風の力」がくわわり大いなる時間と自然の流れを表現しています。

ただしこの作品、道が急勾配、急カーブ、道幅せまいのでくれぐれもご覧になるときは運転に注意してください。わき見運転は禁物。ある程度道幅があり見通しのよいところに停車してご覧ください。

なお風車の設置は地元住民の協力によりおこなわれました。9月5日の満月の夜にはイベント「大地の宴」を開催予定。

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2007年2月20日 (火)

この大地と空の間

最近のぐりむさんの近況報告としては、読みかけの本を読み終えました。

まだ見ていない映像は明日 見ようと思っています。

小説については実質上 創作がストップしています。

っていうかなんかこのぶろぐの趣旨が変わってきているような気がします。

ここは大地の芸術祭の作品を紹介することが目的のぶろぐです。

なので今日は急遽 予定を変更して作品紹介の更新をしたいと思います。どの作品を紹介しようか迷ったあげく、リストの中からかたっぱしから紹介しようと決めました。

Photo_280 作者:西野康造(日本)

作品名:この大地と空の間

場所:旧川西町

アートトリエンナーレ2000年度作品

西野康造は風や空気、目に見えないものを彫刻作品の中で表現する作家です。作家は作品が鑑賞者にあたえる心の影響に興味を持っています。

環境の中で作品と人にまつわる関係がテーマとなっています。

作品の素材としては鉄やステンレスが多いですが、最近はより軽いチタンをつかうこともあるようです。

今回の作品はコールテン鋼の巨大な土星のリングのような彫刻を、ヤジロベエのように設置しました。

それは空と大地の間に微妙かつ美しい形状でつくられています。それは作家の細心の注意と、丹精を込めた仕事によるものです。

その見事なディティールが作品の特徴となっています。

重力から物質を解放するかのような作品です。

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2007年1月23日 (火)

河岸段丘

Photo_270 作者:PHスタジオ

作品名:河岸段丘

場所:旧川西町

アートトリエンナーレ2000年度作品

美術家と建築家のユニットからなるPHスタジオは1984年から川俣正の初期のプロジェクトをアシストしたメンバーを中心に活動を開始しました。

「家具」「家」「都市」といった既存のジャンルに対して「棲む」という原始的なキーワードで、さまざまなジャンルで活躍しています。

今回の作品はジェームス・タレルの「光の館」への道の途中に休憩施設と展望台の機能を持つテラスをつくりました。水道とカウンターがあり壁にはオブジェや多分 川原から採取したと思われる石などが置かれています。

真っ白で波打つような形状の独特のかたちの建造物は印象的です。

信濃川と河岸段丘、越後三山を望めるスポットに建てられたこの作品は川西で何度もワークショップを行い制作されました。

さて、この作品でも作品の一部である壁に飾られたオブジェが何者かに盗まれるという事態が発生しました。簡単に盗まれるようなもの置いとくのもどうかと思いますが、盗むほうもわるいです。もう少しアートを大切に扱ってほしいです。自然にさらされて作品が壊れてしまうケースもありますが、人の手によって作品がこわされてしまうのはあってはならないことです。

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2006年12月27日 (水)

パンドラズホープ

Photo_242 作者:クー・ジュンガ

(韓国)

作品名:パンドラズホープ

(B.L.に捧ぐ)

場所:松之山町・川西町

アートトリエンナーレ2000年度作品

※この作品は現在みることができません。

え~。この写真だけ見てもどこに作品があるのかわからないと思いますが・・・。拡大した写真がこちらです。

Photo_243 なんとこんなかわいらしい小さなお家が建っていたんですね~。この作品は松之山の大厳寺高原と川西の節黒山の谷あいの2ヵ所に小さな家10個を設置しました。

それは、この地域にみられる一般的な家屋を40cm立方ぐらいのミニチュアでつくったものです。

大厳寺高原にあるものは遠くから眺めるようになっていて、それはもともとその場にあった本物の集落のように見えます。それは彼女の心の中の風景のようです。

彼女は空間を変容するような作品の設置の仕方をとりません。その「場」をうまくつかい、作品に目を同調させてしまいます。この作品も小さな家が、遠くから眺めることによって、本物の家のように見せるというものです。

それは静かな調和です。

川西に設置された作品はこちら。

Photo_244 こっちの方は近づいて見ることができます。というかこっちは逆に近づかないと、まわりは草の生い茂る山の谷間で、そこに作品があることすらわかりません。山道から車を降りて、道なき道をかきわけてたどりつくのは一軒の小さなお家が草むらの中にぽつりとある。というものです。

こういう美術館のような整備された環境ではなく100%の大自然の中に作品が置かれるのは大地の芸術祭ならでわですね。草むらのけもの道のような道を探検するかのようにすすんで、たどり着いた作品はやっと見つけた宝物のようです。

この作品はタイトルもいいと思います。パンドラズホープってパンドラの箱に最後に残された希望という意味でしょうか。なかなか思いつきませんよね、こんなタイトル。

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2006年12月20日 (水)

囲まれている

クリスマスの絵を描こうとしたんですが…全然 うまくいきません。

この1か月間くらい絵筆を握っていなかったので、完全にスランプです。

まだ下書きも完成してないのに、はやくも絵に集中できなくて、まったくはかどらないです。

でわ作品の紹介です。

Photo_234 作者:宿南泉(日本)

作品名:囲まれている

場所:旧川西町

アートトリエンナーレ2006年度作品

※この作品は現在みることができません。

阪神大震災を経験した作家です。作家はその体験から再生紙で小さな家を作り始めました。牛乳パックからつくられた段ボールに囲まれた空間は私たちを守る空間でもあります。

私も中越大震災を経験し、一時は避難所での生活を余儀なくされました。

ですから、家があるということはどれだけ幸せなことなんだろう?と考えさせられました。

「囲まれている」は半円形に、白い再生紙でできた小さな骨組みのような家が並んでいます。

その半円形という形こそ、作家がこだわった作品への想いが込められているように感じます。まず一面 緑の芝生公園にたたずむようにして並んでいる「囲まれている」はその白い色が芝生の緑に映えるようで、すばらしいコントラストです。

作品に近づき、実際に作品に「囲まれて」みるように立ってみると、安心感と解放感を味わえます。その中での自由な呼吸はかけがえのないものです。

夜にはライトアップされます。

夜になると人が誰もいなくなるナカゴグリーンパークに、ひっそりと灯りがともってそこに存在しています。

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2006年12月13日 (水)

グリーンヴィラ

パソコンが壊れたのに加え、異常なアクセス数はまだ続いています。

今日は訪問者数まで、異常です。朝6時・訪問者数67人、 朝7時・38人って…。

今の時点でアクセス数は184件です。一体なにが起きているのでしょうか?

アクセス解析がバグってるのかも知れません。

まさか私が某ブログに書き込みしたのが原因なんてことはないと思いますが・・・。

あのブログを見た人の、果たして何人がこのぶろぐにたどりついたんでしょう・・・?

気を取り直して作品の紹介です。

Photo_227

作者:たほ りつこ(日本)

作品名:グリーン ヴィラ

場所:旧川西町

アートトリエンナーレ2003年度作品

越後三山を望む傾斜のある土地に土を盛り、火・水・農・天神の巨大な象形文字を刻印したランドスケープ・地上絵をつくりました。

川西の風景は農業と土木技術の豊かさ、人々の信仰と誇り、縄文文化の記憶、アイデンティティーを指し示す宇宙への祈りが作品のきっかけとなりました。

「山を開き、野を拓き、川を導いて、青空に栄える。

黄金色の秋、農と枝を大地に潜む

笑う人々の縄文エネルギー」

という意味が込められています。グリーンヴィラに魂を吹き込む儀式を未来をになう子供たち、住民たちと行いました。

この場所はかつて縄文人が暮らしていた遺跡であり、そのはるか昔は川であり、海でした。先人は刻々と流動するダイナミックな生命のうねりを神と呼びました。その宇宙からの視点と対をなすこの地上絵。

近くの高い場所からこの巨大な象形文字を見下ろすこともできるし、直接、文字の上を歩くこともできます。できれば空から見下ろして眺めたいものです。

2003年には信濃川の石を集めて地上絵をつくるワークショップが行われました。

2006年には船を御輿で運ぶ祭りが行われ、川との関わりを示しました。

作家は農業によって築かれた風土をこの作品で表現するとともに、子供たちへの遊び場を提供します。

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2006年11月29日 (水)

境界の神話

世の中にゎぃろぃろな人がぃるものです。こぅゆぅ文字のつかぃかたが読みにくぃ。とゆぅ人もぃれば、この方がょぃとゆぅ人もぃるのです。

デジタル化されてぃく時代ですから無機質なパソコンの活字にも個性を持たせなぃとね。なので今日ゎこんな感じでぃきたぃと思います。

Photo_219 作者:内田繁(日本)

作品名:境界の神話

場所:旧川西町

アートトリエンナーレ2006年度作品

国道252号線と県道49号線の交差点の改良工事でできた残地に、起伏に富んだ芝生公園ができました。この作品ゎ新潟県が大地の芸術祭支援事業として整備したものです。

空間の境界にこだゎり、作家が行政ゃ住民と何度も話し合ぃを繰り返し、プランを練り直し続けました。

緑の芝生の上にゎカラフルでちょっと怪しげな動物のよぅなオブジェが置かれてぃます。このオブジェはベンチにもなります。この作品のコンセプトゎ「囲む」とゅぅことです。

動物のオブジェが無機質なコンクリートで囲まれ、緑の生ぃ茂る内側と、道路とぃぅ外側とで隔てられています。

また、奥にゎ大きな一本の木が置かれてぃます。それがコールテン鋼の壁に囲まれてぃます。木と金属とぃぅ相反する素材を対峙して置くことで不思議な空間を作りぁげてぃます。

そぉですね。だらだら解説 書いててもつまらなぃので、久しぶりにこの作品に似合う音楽を探してみたぃと思ぃます。

ドヴォルザークの「新世界 第2楽章」。この作品にぴったりだと思ぃます。

作品全体からゎ作家の持っやさしぃ雰囲気が漂っています。

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